ジーボのブログ

このブログはおもにジーボが読んできた絵本について紹介するものです。

絵本 おのきがくさんの「かたあしだちょうのエルフ」を紹介。勇敢でやさしいエルフ。

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は1970年発行、おのきがくさん作の「かたあしダチョウのエルフ」です。おのきさんは油絵、版画の方面で活躍するとともに絵本を描いています。この本も版画で絵が描かれていてとても特徴があります。また、全国学図書館協議会選定良い絵本に選ばれています。

 実はこのお話はジーボの思い出の作品です。この作品の中にはライオンやハイエナ、黒ヒョウといった猛獣が出てきますが、版画で描かれている分、迫力が増していて、子供ながらにすごい絵だと思っていました。いまだに黒ヒョウの絵は忘れずに覚えていたくらいです。

f:id:ziibo:20170414062200j:plain

あらすじ

 わかくて つよくて すばらしく大きなおすの だちょうエルフは子どもたちがすきでした。ほかのどうぶつの子どもたちをせなかにのせて、くさはらをドライブするのがたのしみでした。ある日むこうのおかのかげにあやしいものがうごきました。ジャッカルです。エルフはとくいのライオンのなきまねをし、ジャッカルをおいはらいます。あんしんした子どもたちはふたたびあそびはじめますが、またへんなおとがしました。エルフはまたジャッカルがやってきたとおもい、ライオンのなきまねをしますが、こんどはほんとうのライオンでした。エルフは子どもたちをまもるためライオンとゆうかんにたたかいます。そしてとうとうライオンをおいはらうことにせいこうしました。けれどもエルフはたいせつな足を一本くいちぎられてしまいました。そして…

 子供のころはライオンをも退けるだちょうの強さに驚かされました。大人になった今ではだちょうの強じんな足腰を理解できているのであり得る話だと思えますが、当時は百獣の王ライオンに勝てるとは思っていませんでした。

 子どもの頃に読んだ絵本を大人になって読みかえしてみると違った印象になります。版画についても子どもの頃に見たときには暗い印象しかなかったのですが、大人になってみるとアフリカの大地というか風景にとても合っているような気がします。

 我が子にも見せようとしましたが、断られました。表紙でもう見たくないと言われましたね。版画の絵は子供から見るとやっぱり暗い印象で怖い感じになるのでしょうか。ちょっとまだ早すぎたかもしれません。小学校の中、高学年くらいでないと感心を持ってもらえないかな?

 お話の内容としては少し悲しいものですが、エルフの勇敢さ、子供たちを思うやさしさを是非感じ取っていただきたいと思います。
 では、また次の機会にお会いしましょう。

絵本 時田美昭さんの「夢は牛のお医者さん」を紹介。夢を持って生活しよう。

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は2016年発行、時田美昭さん文、江頭路子さん絵の「夢は牛のお医者さん」です。この本は同名のドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」をもとに絵本として再構成された作品です。時田さんは報道記者時代に出会った”三頭の子牛の卒業式”のテレビ取材をきっかけに26年間密着取材した少女の記録を映画化しました。それが前述のドキュメンタリー映画です。この映画は数多くの賞を受賞し、今も各地で上映され、大きな反響を得ています。

f:id:ziibo:20170413062537j:plain

あらすじ

 にいがたけんまつだい町、あざみひら小学校のじどうは、たったの九人でした。ある年のはる、その年のしんにゅうせいは一人もいませんでした。しんにゅうせいがいないから入学しきはありません、では子どもたちがかわいそうと校ちょう先生はおもい、どうぶつをしんにゅうせいにしようとかんがえました。そして三とうの子うしが入学することになり、子どもたちは大よろこび。九人で三つのはんにわかれて一とうずつせわをすることになりました。四月のあるあさ、あたらしい三とうのともだちがやってきました。子どもたちはそれぞれに「モグタン」、「つよし」、「げんき」と名づけました。三とうの子うしたちと子どもたちのせいかつがはじまりました。まいあさ七じはんには九人ぜんいんが学校にきて子うしのおせわをします。先生にいわれたのではなく、だれもがみんなおせわをいっしょうけんめいにします。日よう日もだれも休みません。子どもたちはうしにべったりでたのしくせいかつしていました。ところが子うしたちは学校にきてしばらくしておなかをこわしてげりをしはじめます。じゅういさんにみてもらっておくすりをもらったりしましたが、げりは一か月もつづきました。子どもたちはみんなでいっしょうけんめいかんびょうしました。子どもたちのひとり、ともみさんはこのときおもいます。「わたしがおいしゃさんになってなおしてあげる!」小さな小さなゆめのはじまりでした…

 子どもの頃の夢はいつしか忘れてしまうものですが、ともみさんはいつまでも忘れることなく夢に向かってつき進んでいました。決して諦めず、努力を続けて一歩一歩夢に近づいていくともみさんはとても素晴らしいです。この本の元の映画が見たくなりました。うちの子にも見せられればと思います。見るのと経験するのでは大きな違いがあるとは思いますが、心に何か感じることができて、行動に現れてくれればとても嬉しいです。やっぱり夢を持って生活するってとても重要ですよね。うちの子も何でもいいから、小さなことでもいいから夢を持って生活して欲しいと心から思います。
 では、また次の機会にお会いしましょう。

家のパソコンを買い替えた。結局iiyamaのStl-15HP034-C-CFXMになった。

記事を移転しました。

まとめ記事からアクセス願います。

ziibo.hatenablog.com

絵本 得田之久さんの「わたし、くわがた」とせなけいこさんの「おはけのてんぷら」を紹介。くわがたの生活とお茶目なめがねうさぎ。

わたし、くわがた

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は2006年発行、得田之久さん文、たかはしきよしさん絵の「わたし、くわがた」です。得田さんは年少期、昆虫少年として過ごしていたことから、昆虫や虫の絵本を書いている方です。たかはしさんは油彩を中心に画家としての活動のかたわら、植物・昆虫などの生態を克明に描いた絵本を製作されています。

f:id:ziibo:20170411063137j:plain

 

 この本のお話の内容はノコギリクワガタのメスをしゅじんこうとしてオスとメスのちがいやひるとよるのせいかつ、じゅえきというたべものをたべるようす、じゅえきをとりあうたたかいや、1ぴきのメスをめぐってのオスどうしのたたかいなどをかいています。また、クワガタのしゅるいやたまごをうむようすなどもこまかくかかれています。

 昆虫好きのお子さんにはぴったりですね。昆虫好きでなくてもこの本は楽しめます。うちの子は虫が苦手ですが、この本は何度も読みたがりましたので。切り絵の優しい感じが昆虫を可愛く見せているからかもしれません。今昆虫に興味がなくてもこの本で興味を持つようになるかもしれません。

おばけのてんぷら

 続いてのお話は1976年発行、せなけいこさん作の「おばけのてんぷら」です。こちらの本も絵は切り絵で描かれていて暖かい感じに仕上がっています。この本は全国学図書館協議会選定の絵本にもなっています。

f:id:ziibo:20170411063430j:plain

あらすじ

 うさこはたべることが大すきなうさぎです。きょうは山へ くさつみに出かけました。とちゅうでおべんとうをたべている こねこくんにあいます。おべんとうのおかずはてんぷら。おあじみさせてもらった うさこはすっかりてんぷらが気に入りました。こねこくんにつくりかたをたずねると、こねこくんはうちへかえってかあさんねこのおりょうりのほんをかりてきました。うさこはてんぷらをつくるざいりょうをいっぱいかってかえります。たまねぎをきっているときに なみだがとまらなくなり、めがねをはずします。ところが、うっかりまちがえてめがねをころもの中に入れてしまいます。うさこは気がつかずにてんぷらをあげながらつまみぐい。てんぷらをあげる いいにおいがながれて山のおばけのところまでにおってきました。おばけはうさこのいえに入り、うさこに見つからないようにちょろちょろととびまわって てんぷらをつまみぐい。ところがおばけはあぶらですべってころもの中へぽちゃーん。おばけはてんぷらになってしまうのでしょうか?

 

 この本はうちの子が5歳の時に気に入っていた本の1冊です。おる日の夜てんぷらが出てきて大喜びしました。そして「僕のうちにえんとつある?」と突然言い出しました。ないと答えると「じゃあ僕のうちにおばけはこない?」と聞かたことを覚えています。お化けが怖かったのか、てんぷらを取られるのが嫌だったのか、お化けが来ないことが残念だったのか今となってはわかりませんが、楽しい思い出になっています。

 皆さんにも絵本にまつわる思い出があるのではないでしょうか?

 では、また次の機会にお会いしましょう。

絵本 新美南吉さんの「ごんぎつね」を紹介。償いきれない後悔の哀しさ。

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は新美南吉さん作、柿本幸造さん絵の「ごんぎつね」です。このお話は小学校の教科書にも載っていたのでご存知の方も多いと思います。画像の本は講談社の名作絵本として2013年に発行されたものです。

f:id:ziibo:20170410024548j:plain

 このお話には思い出があります。小学校の授業でごんぎつねの絵を描くことになり、それで金賞をもらいました。絵で賞をもらったのはこれが最初で最後だったのでとても強く記憶に残っています。

あらすじ

 ひとりぼっちのごんぎつね「ごん」はよるでもひるでもあたりの村へ出てきてはいたずらばかりしました。ある日ごんが川へいってみると兵十(ひょうじゅう)というわかものが水の中に入ってさかなをとっていました。ひょうじゅうが目をはなしたすきにごんはとったさかなやうなぎを川の中めがけてなげこみました。

 十日ほどたってごんは村のおそうしきのれつを見ます。おそうしきはひょうじゅうのおかあさんのものでした。ひょうじゅうのおかあさんはびょうきでねていましたが、しんでしまいました。ごんはおもいました。「ひょうじゅうがこのあいださかなをとっていたのはおっかあ(おかあさん)にうなぎをたべさせるためだったのか。それをわしがいたずらをしたもんだからおっかあはうなぎをたべたいとおもいながらしんだのだろう。あんないたずらをしなければよかった。」

 ひょうじゅうはいままでおかあさんとふたりでくらしていたので、おかあさんがしんでひとりぼっちになってしまいました。ごんはじぶんとおなじひとりぼっちとなったひょうじゅうにうなぎのつぐないをしたいとおもい、まい日山でくりなどをどっさりとってはひょうじゅうのうちへおいていきました。

 そうしてなん日かたったある日、ひょうじゅうはうちの中へ入るごんを見つけます。そのすがたを見たひょうじゅうはこのあいだうなぎをぬすんだごんぎつねが、またいたずらをしにきたとおもいました。そして…

 

 ウナギの償いの為に毎日栗などをおいていましたが、ごんはどんな気持ちだったのでしょうか?どんなに償っても兵十のおかあさんは生き返りません。決して癒されることのない後悔の念を持ちつつ、ごんは毎日栗を運んでいたのではないでしょうか?そしてお話の最後には兵十もまた、同じ後悔をすることになります。悲しいお話です。

 では、また次の機会にお会いしましょう。

ブログ開始からほぼ1カ月経った。感想をひとことと2ヶ月目へ向けての抱負

 皆さんこんにちは。ジーボです。桜の花がようやく咲き乱れる時期がやってきましたね。3日前まではまだまだつぼみが多いと思っていましたが、昨日の陽気で一気に満開となった感じです。ジーボも近くの公園へ夜桜見物に行ってきました。まだ満開になったばかりで一つも散っておらず、とても良い時期に見ることができました。

f:id:ziibo:20170409064701j:plain

f:id:ziibo:20170409064852j:plain

 さて、早いようで長い1カ月でした。このブログを始めて今日で30日目になります。この間1日1回は更新すると決めてやってきました。その目標は何とか達成できています。ブログの中身はまだまだ未熟ではありますが…。(これでも少しは考えているんですよ。あらすじは小学校一年生が読める漢字のみを使用すると決めて書いています。逆に大人にはちょっと読みづらいですかねぇ…)これからもっと読みやすく、判りやすくなるように精進していきますので今後ともよろしくお願いいたします。

 次の目標は2ヶ月間毎日ブログを更新することとアクセス回数のUPでしょうか。この1カ月のアクセス回数は思った通りの少なさでしたが、次の1カ月で倍ぐらいになれば良いなぁと思っています。とはいっても何としても倍!といったような気負いは全然なくてほんとに倍になればいいなぁ程度の気持ちです。それよりもやっぱりブログの質をあげないといけないですよね。質が上がればアクセス数も自然と上がると思うので、どうすればブログの質をあげられるかを考えていきたいと思います。

 今までは絵本の紹介ばかりしてきましたが、絵本の紹介ばかりではなく、イベントの情報や絵本や作者に関する情報提供などもやっていければ良いなと思っています。とはいっても絵本の紹介以外はノープランなので、その通りになるかはわかりませんのであしからず。なんか言い訳ばかりになってきたのでこの辺でやめておきます。

 とにかく2ヶ月目も地味に書き続けていくので気が向いたらご覧ください。

 では、また次の機会にお会いしましょう。

絵本 ヘレン・クーパーさんの「かぼちゃスープ」を紹介。となりの芝生は良く見える。

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話はヘレン・クーパーさん作、せなあいこさん訳の「かぼちゃスープ」です。日本では2002年に発行されていますが、原本は1998年に発行されています。また、この本は1999年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。この賞はイギリスで出版された絵本の中からその年最も優れた作品の画家に贈られる賞です。賞の名まえは今でも世界中で愛されている挿し絵画家のケイト・グリーナウェイにちなんでつけられています。

f:id:ziibo:20170408060634j:plain

あらすじ

 森の中のふるぼけた白いいえ。そこには、ネコとリスとアヒルがすんでいました。せかいいちおいしいカボチャスープは、ネコがきりわけ、リスがかきまぜ、アヒルがしおであじをつけます。スープをのんだらえんそうかいです。バグパイプをふくネコとバンジョーをひくリスと、うたをうたうアヒル。それからみんなでふとんをつくります。ネコがぬいあげ、リスがもようをつけて、しあげにアヒルがはねをつめます。できあがったふとんでいっしょにベットでねむります。このいえでは、やくめがちゃんときまっていてけんかなんかおこらないはずでした。

 ところがあるあさ、アヒルが「ぼくがスープをかきまぜる!」といい出しました。これにはネコもリスも大はんたい。ひとそうどうおこります。とうとうアヒルは、にもつをまとめて出ていってしまいます。あさごはんにも、ひるごはんにももどらず、とうとうゆうがたになります。スープのじかんなのにアヒルがいない。それでも2ひきはスープをつくります。けれどもちっともおいしくありません。しおのりょうがおおすぎて、しょっぱいスープになってしまいます。

 2ひきはアヒルをさがしにいくことにします。森の中をあっち、こっちとさがしますが、見つかりません。あきらめていえにかえるとあかりが!?

 賞を取っているだけあって絵には色々な工夫がされています。スープ作りの役割を1頁でまとめて表現したり、けんかの部分は4コママンガのように表現したり、アヒルが帰ってくるのを待っている様子も1頁でまとめて書いています。またアヒルを探して森へ行った時に、途中であれこれ妄想する時の表現は、日本のマンガ的で絵だけでも楽しめるようになっています。お話と絵の絶妙なハーモニーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 では、また次の機会にお会いしましょう。