ジーボのブログ

このブログはおもにジーボが読んできた絵本について紹介するものです。

絵本 新美南吉さんの「ごんぎつね」を紹介。償いきれない後悔の哀しさ。

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は新美南吉さん作、柿本幸造さん絵の「ごんぎつね」です。このお話は小学校の教科書にも載っていたのでご存知の方も多いと思います。画像の本は講談社の名作絵本として2013年に発行されたものです。

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 このお話には思い出があります。小学校の授業でごんぎつねの絵を描くことになり、それで金賞をもらいました。絵で賞をもらったのはこれが最初で最後だったのでとても強く記憶に残っています。

あらすじ

 ひとりぼっちのごんぎつね「ごん」はよるでもひるでもあたりの村へ出てきてはいたずらばかりしました。ある日ごんが川へいってみると兵十(ひょうじゅう)というわかものが水の中に入ってさかなをとっていました。ひょうじゅうが目をはなしたすきにごんはとったさかなやうなぎを川の中めがけてなげこみました。

 十日ほどたってごんは村のおそうしきのれつを見ます。おそうしきはひょうじゅうのおかあさんのものでした。ひょうじゅうのおかあさんはびょうきでねていましたが、しんでしまいました。ごんはおもいました。「ひょうじゅうがこのあいださかなをとっていたのはおっかあ(おかあさん)にうなぎをたべさせるためだったのか。それをわしがいたずらをしたもんだからおっかあはうなぎをたべたいとおもいながらしんだのだろう。あんないたずらをしなければよかった。」

 ひょうじゅうはいままでおかあさんとふたりでくらしていたので、おかあさんがしんでひとりぼっちになってしまいました。ごんはじぶんとおなじひとりぼっちとなったひょうじゅうにうなぎのつぐないをしたいとおもい、まい日山でくりなどをどっさりとってはひょうじゅうのうちへおいていきました。

 そうしてなん日かたったある日、ひょうじゅうはうちの中へ入るごんを見つけます。そのすがたを見たひょうじゅうはこのあいだうなぎをぬすんだごんぎつねが、またいたずらをしにきたとおもいました。そして…

 

 ウナギの償いの為に毎日栗などをおいていましたが、ごんはどんな気持ちだったのでしょうか?どんなに償っても兵十のおかあさんは生き返りません。決して癒されることのない後悔の念を持ちつつ、ごんは毎日栗を運んでいたのではないでしょうか?そしてお話の最後には兵十もまた、同じ後悔をすることになります。悲しいお話です。

 では、また次の機会にお会いしましょう。