ジーボのブログ

このブログはおもにジーボが読んできた絵本について紹介するものです。

絵本 きむらゆういちさんの「あらしのよるに」を紹介。暗闇の二匹のふれあい

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は2000年発行、きむらゆういちさん作、あべ弘士さん絵の「あらしのよるに」です。この本はあらしのよるにシリーズの第一弾です。

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あらすじ

 あれくるったよるのあらしは、あまつぶたちをちっぽけなヤギのからだにちからまかせにぶつけてきます。白いヤギはやっとのおもいでこわれかけた小さなこやにもぐりこみました。くらやみの中でヤギはじっとあらしのやむのをまっていました。ガタン!だれかがこやの中へ入ってきました。なにものだろうか?ヤギはじっとみをひそめ、みみをそばだてました。コツンズズ、コツンズズー。いっぽいっぽかたいものがゆかをたたいてやってきます。ひづめのおとだとヤギはおもいました。それならヤギにちがいないとほっとしてこえをかけました。「すごいあらしですね。」あいてはちょっとおどろいてあらいいきでこたえました。「え?おや、こいつはひつれいハァハァ、しやした。まっくらでちっとも、ハァハァ、気がつきやせんで。」あいては足をくじいてつえをついていました。ということは…

 そのつえをついてきたのはオオカミでした。「あなたがきてくれてほっとしましたよ。」ヤギはあいてがオオカミとは気がつきませんでした。「そりゃあ、おいらだって、あらしのよるに、こんなこやにひとりぼっちじゃこころぼそくなっちまいやすよ。」オオカミのほうもあいてがヤギだとは気づいていません。二ひきはおたがいにじぶんとおなじなかまだとおもい、はなしだしました。

 二ひきはおなかがへってえさのはなしをはじめました。「そういえば、おいら、よくサワサワ山のふもとにあるフカフカだにのあたりにえさをたべにいきやすよ。」とオオカミ。「おや、ぐうぜん、わたしもですよ。」とヤギ。「ああ、おもいだしただけでたまらねえ。よだれがでそう。」とふたたびオオカミがいいます。「ああ、おもいっきりたべたい。」とこたえるヤギ。そして二ひきはどうじに「あのおいしい…」『くさ』とヤギはいい、『にく』とオオカミがいいました。けれどもガラガラととおくでなったかみなりにちょうどそのこえはかきけされました。

 そしてこんどは子どものころのはなしをはじめます。「そういえば、おいら、子どものころはやせっぽちでね。よくおふくろからいわれたもんすよ。『もっとくえ、もっとくえ』ってね。」とオオカミがいうと、「あら、わたしもですよ。『そんなんじゃいざというときにはやくはしれないでしょ。はやくはしれないと生きのこれないわよ。』ってしょくじのたびにははおやにね。」とヤギはこたえました。すると「そうそう、おいらのうちもおなじいいかたっすよ。『はやくはしれないと生きのこれないわよ。』って。」とオオカミもこたえました。ヤギが「ハハハ、わたしたち、ほんとによくにてますねぇ。」というと、「へへへ、ほんとまっくらでおたがいのかおも見えないっすけど、じつはかおまでにてたりして。」とオオカミもいいました。そのときすぐちかくでいなずまがひかり、こやの中がひるまのようにうつしだされました。そして…

 このお話を以前NHKEテレで中村獅童さん朗読で放送されていたのを思い出しました。見られた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 オオカミとヤギが途中で相手が誰だかわかったらどうしていたでしょうか?このあたりシリーズのお話が進むとわかるようなのですが、あいにくジーボは読んだことがありません。普通に考えるとヤギはこやから逃げ出すのでしょう。オオカミは足をくじいて追いかけることができないのですから。それともにげるのはいつだってできるのだから、あさまでとどまったでしょうか?いずれにしても相手がわかった時点で二ひきとも居心地は悪くなったでしょう。

 果たしてこのあと二匹はどうするのでしょう?お話の続きをしらないジーボは興味深々です。機会があればこの続きを読みたいと思います。

 では、またの機会にお会いしましょう。