ジーボのブログ

このブログはおもにジーボが読んできた絵本について紹介するものです。

絵本 星新一さんの「花とひみつ」を紹介。絵本だけどショートショート

 皆さんこんにちは。ジーボです。今回のお話は2009年発行、星新一さん作、和田誠さん絵の「花とひみつ」です。星さんは作家でショートショートと呼ばれる短編の新分野を確立し、1000以上の作品を発表している方です。

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あらすじ

 ハナコちゃんは花が大すきでした。草花も木にさく花もすきでした。いつもせかいじゅうが花でいっぱいになるといいなと、おもっていました。

 ある日、ハナコちゃんはのはらへ花のしゃせいに出かけました。いろいろな草花のえをかきながらふと、こんなことをかんがえました。モグラをならすことができたらどんなにおもしろいだろうな、モグラたちにじめんの下をうごきまわらせて草や木のせわをさせるのよ。草や木はよろこんできれいな花をたくさんさかせてくれるでしょう。ハナコちゃんはそのおもいつきをじぶんのえにかきくわえました。そのときかぜがふいてきてせっかくのそのえがとんでしまいました。ハナコちゃんはあわてておいかけましたが、かぜにのってたかくたかくあがってしまいました。

 えはおひさまのひかりをあびながら、たのしくおどりつづけ、ながれつづけていきました。そのうちうみにおちそうになりましたが、カモメにくわえられてはこばれ、そのご、ちいさなしまへおちていきました。そこにはあるくにがつくったひみつのけんきゅうじょがありました。そらからおちたえはけんきゅうじょのまどのひとつにとびこみました。

 へやにはいってきたけんきゅうしょちょうはつくえの上にのっているえに気がつきました。そして、そのえをほんごくからおくられてきためいれいしょとおもいこんでしまいました。

 しょちょうはけんきゅうじょのがくしゃたちをあつめて、草や木のせわをするモグラをどうやってそだてるかそうだんしました。ひとりのがくしゃがそれとおなじはたらきをするロボットをつくることをていあんしました。「うむ。そのほうがかんたんかもしれない。それにきめよう。」

 しまのけんきゅうじょはロボットのモグラをつくるのにぜんりょくをあげました。そして大きなうえきばちの中でじっけんがおこなわれ、じっけんはせいこうし、みんなは大よろこびしました。

 けんきゅうがせいこうしたというしらせをしたところ、ほんごくからだいじんがやってきました。そして…

 星さんらしい絵本になっていますが、そもそもどうしてえほんを書くことになったのか、その理由に興味があります。この辺りについては何も情報がないのでわかりませんが。和田さんの絵は星さんの話ととてもよく合っていて、ショートショートを読んでいるのと全く変わらない印象でした。このお話をおもしろいと感じられる方には星さんのショートショートをお勧めします。きっと楽しめると思いますよ。案外子どもが読んで星さんの新しい読者をつかむきっかけになるかもしれません。

 では、またの機会にお会いしましょう。